花山星空ネットワーク

CANPAN 更新日:2018-11-19

認証状況
 きょうえん認証取得2018-11-20
情報開示レベル ★★★★★
団体の目的

法人設立の目的: 
 京都大学花山天文台は、創立当初からアマチュア天文家にも施設を公開して、その育成に貢献すると共に、広く市民にも親しまれてきている。この法人は、この伝統と精神を継承し、花山天文台および飛騨天文台の施設と知的財産を活用して、科学を愛する市民が主体的に宇宙と自然について学び、研究し、普及活動を行うことの出来る事業を展開する。また、その結果として、青少年の理科教育やより多くの市民の生涯学習に寄与することを目的とする。

活動概要

(1)主たる活動・業務
(ⅰ)天体観望会(年7回)開催(ⅱ)宇宙科学の最先端の話題を紹介する講演会(年1~3回)開催。(ⅲ)子ども天体観測教室(年1~3回)開催。(ⅳ)理科教員指導力向上研修会(年1回)開催。(ⅴ)市民と大学生・大学院生を対象に指導員・解説員養成研修会(年2~3回)開催。
(ⅵ)「2009年7月22日皆既日食観測及び勉強会」:2009年特別事業。我が国で46年ぶりに見られた皆既日食の機会をとらえて、皆既日食観測ツアーを開催し、屋久島と奄美大島に約100名が参加した。また日食勉強会・日食観測教室。日食観測報告会などを数回開催した。更に、日食の眼視観測用にオリジナル太陽メガネを製作した。
(ⅵ)「2012年5月21日金環日食観測」:2012年特別事業。金環日食となる北限界線の観測から太陽直径を求める「鴨川プロジェクト」を実施した。その前後で数回にわたって、勉強会、データ解析会を開催。また、日食を安全に観察するするためのオリジナル太陽メガネを製作した。
(ⅶ)「子ども飛騨天文台天体観測教室」:都会の子どもに本物の自然を体験させ、宇宙への夢を育むために、毎年開催している。平成28年7月30日~8月1日で第10回目を実施した。
(ⅸ)「飛騨天文台自然再発見ツアー」:都会では遠くなりつつある本物の自然を再発見するために、大人を対象として、平成22年より毎年開催しており、平成28年で7回目を数えている。
(ⅹ)「京都千年天文学街道ツアー」:天文と関連の深い歴史上の人物のゆかりの地や京都の名所、天文施設を探訪するツアーを、平成23年より毎年二十数回開催している。
(2)活動の成果
(ⅰ)天体観望会:毎回100人の定員をはるかに上回る応募者があり、好評を博している。親子で天体観望の楽しさを共有する姿が多くみられ、更に回数を増やして欲しいとの要望が多い。
(ⅱ)講演会:天文・宇宙に関するさまざまな話題について、各分野の専門家を招いて小学生にも判るように話してもらっているので、あらゆる年代の市民が子どもと共に学び、毎回好評を得ており、リピーターも多い。 特に2009年の皆既日食のための勉強会と当日の観測会にはいずれも300名の参加者があり、大成功であった。
(ⅲ)子ども天体観測教室:花山天文台と飛騨天文台の両方で実施しているが、きれいな自然に囲まれた飛騨天文台(岐阜県高山市)での開催は特に好評で、天体観測だけではなく、乗鞍岳での高山植物の観察など都会では得られない貴重な自然体験を楽しむことが出来ている。同伴を希望する保護者も増加してきているので、2010年には大人のための「飛騨天文台自然再発見ツアー」を実施したところ、多くの応募があり好評を博した。
(3)2017年度の活動実績 (ⅰ)花山天体観望会:6回開催。28年3月26日で通算59回目を実施。
(ⅱ)花山星空ネットワーク講演会:2回開催。通算16回目。
 (ⅲ)第9回子ども飛騨天文台天体観測教室実施  (ⅳ)第6回飛騨天文台自然再発見ツアー実施  (ⅴ)京都千年天文学街道ツアーとアストロトーク計26回開催 (VI)2017年8月22日 アメリカ皆既日食観測ツアーを開催し、太陽直径測定などの学術的活動を行う。

現在特に力を入れていること

「京都大学大学院理学研究科附属の花山天文台及び飛騨天文台の施設・設備を市民に開放して、市民の生涯学習と青少年の理科教育に貢献する」という設立当初の目的に沿って、(1)花山天体観望会、(2)子ども飛騨天文台天体観測教室、(3)飛騨天文台自然再発見ツアーに特に力を入れている。 
「約60%の子どもが日の出を見たことがない」という数字が示すように、子ども達の自然離れ、理科離れが進行し、自分の目で本物の自然を観察して感動し、疑問を持って考える子どもが減少し続けている。この問題を解決するために、子ども達とその保護者に天文台を開放して、自然科学の楽しさを見つける機会を提供し、健全で理科好きな子どもを育成することに、特に力を入れている。

主な活動実績

(イ)団体の沿革:
(1)平成18年4月、京都大学大学院理学研究科附属天文台関係者を中心として、NPO花山星空ネットワーク発足。
(2)平成19年1月29日:特定非営利活動法人花山星空ネットワーク 設立総会開催(会員数約70名)。定款を決定。
第1期理事長黒河宏企以下、理事10名、監事2名を選出。
(3)平成19年6月19日:京都府に提出していた法人化申請が認定されて、特定非営利活動法人花山星空ネットワークとなる。
(4)平成20年3月22日:第1回通常総会開催(会員数190名)
(5)平成21年6月21日:第2回通常総会開催(会員数341名)第2期理事長黒河宏企以下、理事10名、監事2名を選出。
(6)平成22年6月6日:第3回通常総会開催(会員数408名)
(7)最近の会員数451名(平成22年12月27日)。
(8)平成23年6月5日:第4回通常総会開催(会員数480名)第3期理事長黒河宏企以下、理事10名、監事2名を選出。
(9)平成25年10月4日:京都府条例で、府個人市民税控除対象NPO法人の指定を取得。
(10)平成25年11月1日:京都市条例で、市個人市民税控除対象NPO法人の指定を取得。
(11)平成25年12月20日:認定特定非営利活動法人の指定を取得。
(12)平成27年5月10日:第8回通常総会開催(会員数530名)第5期理事長黒河宏企以下、理事10名監事2名を選出。
(13)平成28年5月22日:第9回通常総会開催(会員数530名)
(14)平成29年6月18日:第10回通常総会開催(会員数554名)第6期理事長黒河宏企以下理事10名監事2名選出 (15)平成30年6月10日:第11回通常総会開催(会員数553名)第6期理事3名の退任を受け新理事1名を選出した。
(ロ)団体設立の経緯  京都大学大学院理学研究科附属天文台では、毎年1回一般公開を実施して来ているが、多くの市民から寄せられた「もっと回数を増やして欲しい」との要望に応えるため、現理事長(前天文台長)が平成18年3月に停年退職した際に、柴田一成現天文台長(現副理事長)と協力してNPOを立ち上げた。
(ハ)前代表者(黒河宏企 前理事長)の略歴
 京都大学理学博士、67歳(平成23年1月現在)
 平成8年1月~平成18年3月:京都大学大学院理学研究科教授
 平成8年4月~平成16年3月:京都大学大学院理学研究科附属天文台長  平成18年3月31日:京都大学退職、同4月1日より:京都大学名誉教授
 平成25年2月現在の兼任:放送大学非常勤講師、立命館大学理工学部非常勤講師、
                  京都市青少年科学センター学術顧問  平成28年8月現在の兼任:立命館大学理工学部非常勤講師、京都市青少年科学センター学術顧問

今後の方向性・ビジョン

上に紹介しているこれまでの活動実績が示すように、いずれの活動も好評を博しているが、特に花山天体観望会と飛騨天文台天体観測教室について、「回数を増やして欲しい」との要望が多くの市民と子どもの保護者から寄せられている。 もともとこれらの活動は、このNPO法人の最重点活動であるので、今後更に内容の充実を図ると共に、回数も増やして発展させて行く方針である。
 また、青少年の理科教育の改善のためには、自然科学探求の楽しみを自身で体験したことのある小中高の教員を増やすことが第一に必要であるので、そのような機会の一端を提供する教員研修会もこれまでにも行ってきたが、今後もこれを更に充実させる方向も追求したい。
 将来計画としては、天文宇宙科学にとどまらず、地球科学、物理・化学、生物学などの研究者との連携を模索して、自然科学全般に親しむ機会を市民と青少年および小中高教員に提供して行くことも視野に入れている。 
  以上のような方向を追求するために、今後解決して行くべき課題は人材の養成と資金の獲得である。
(1)指導員の養成について  望遠鏡などの天文台設備を使いこなして、天体観望会と観測教室で青少年や理科教員に天体観察や自然観察の楽しさを気づかせることのできる、有能な指導員を養成して、現在特定の指導員に集中している負担を軽減すると共に、交代でイベント回数の増加に対応することの出来る人数を確保する必要がある。
  このため、天体望遠鏡の操作や4次元宇宙デジタルシアターなどの解説を習得する講習会開催の回数を増やして、指導者の増員を実現する。
(2)運営資金の確保について  現在の事務局は、時間給のパート職員で運営しているが、将来的には、少なくとも常勤事務職員と常勤天体観測指導員を1名づつ置くことができる財源を確保したい。更に、現在保有している小望遠鏡4台を5倍程度に増して、花山天文台及び飛騨天文台双方での天体観測教室の内容の充実を図りたい。
  このための安定した財源を確保するため、今後更に多くの会員、特に多くの賛助会員の獲得に力を注ぐ必要がある。また、当法人の活動に賛同する個人・企業からの寄付を受けやすくするために、当法人の活動内容についての情報発信に更に務める方針である。

活動カテゴリー 子ども青少年教育・学習支援文化・芸術の振興環境・エコロジー科学技術の振興学術研究(理学) 
団体名 花山星空ネットワーク
代表者 西村 昌能
所在地
京都府 京都市 山科区 北花山大峰町 京大花山天文台内
マップ
京都府 京都市 山科区 北花山大峰町 京大花山天文台内
電話番号 075-581-1461
FAX 番号 075-593-9617
メールアドレス hosizora@kwasan.kyoto-u.ac.jp
公開情報

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